滝野交流館
 山形市から真西に30キロほど、国道348号線を走ると左手に木造校舎が見えてきます。これは、平成10年に廃校となった滝野小学校です。明治時代に地元滝野区の方々によって建てられ、以後120年余りに渡って親しまれてきました。少子化の影響で廃校が決定した当初、校舎の行く末は決まっていませんでした。建物は全国的にも非常に珍しい平屋建ての木造校舎ということもあり、何とかして残したいという意見が大半でした。しかし、滝野区は世帯数が少ないため、現実的に維持管理するには負担が大きすぎることから最悪取り壊しという案もあり、廃校後の活用法を模索していました。この状況を打破したのは町内出身の現代工芸家・青木邦明氏でした。校舎の半分は地区の公民館として利用し、教室部分を共同アトリエとして提供して作家を呼び込むことを提案したのです。協議の結果、一部改修した後、小学校は「滝野交流館」として生まれ変わることとなりました。以後、青木氏と共にアトリエ部門を管理しながら、創作と交流の場として活用しています。。
 毎年7月中旬、こちらを会場として紅花祭りが開催され、そば打ちや紅花染め体験などのイベントをおこなっています。と同時に、野外彫刻展も開催しています。
 これまでに、東北芸術工科大学のOBがアトリエとして利用しています。(洋画、石彫など)また、ピアノコンサートなど各種イベント会場としても利用されていますので、単にアトリエとしてではなく、今後様々なかたちで活用されるよう可能性を模索しています。



場所    山形県西置賜郡白鷹町滝野
使用料    今現在、作家アトリエとして1ヶ月5000円ですが、将来的には少し上がっていくもの
       と思われます。その他単発イベントは要相談

問い合わせ

山形現代造形研究会
miyagi@h4.dion.ne.jp宮城まで



廃校アトリエ
ホームへ戻る



木造校舎外観と内部